街なかの野草を味わう・第3回

雑草の命は思ったより儚い。気がつけばあたり一面が刈りとられていたり、除草剤がまかれて根絶やしにされていたりする。第1回2回で見つけた採取ポイントの多くも、すでに使えなくなってしまった。

そんな儚い命たちに感謝を込めつつ。街なかに生えている雑草を食べよう、第3回。

今回は5種類を紹介する。特筆しない限りは、ヘルシオで蒸すか蒸し焼きにして食べている。

食べられる草の知識は『おいしい雑草料理 レシピと薬効メモ』より。


カタバミ

入手性: ❤❤❤❤💙
おいしさ: ❤❤❤💙💙

ミニチュア版クローバーといった出で立ちの草。かわいらしい黄色い花を咲かせる。

どう見てもハードな加熱には耐えられそうになかったので、本のおすすめに従って、葉と花を生で食べてみた。

葉は、すっぱい。酢のような酸味。しばらく噛んでいると草っぽい苦味がくる。嫌な味ではない。

花はあまり味がないが、シャクシャクした食感は葉よりも主張が強く、悪くない。

薬味などに使うのがよさそうである。

ツメクサ

入手性: ❤❤💙💙💙
おいしさ: ❤❤❤❤💙 (花)

こちらがいわゆるクローバー。カタバミと比べると、スズメに対する鳩くらいの存在感がある。

シロツメクサとムラサキツメクサがあるが、今回見つけたのはシロツメクサ。若葉と花を蒸し焼きにしていただく。

まず、葉はあまり美味しくない。意外と固くてゴワゴワしており、和紙を噛んでいるような感触。味は可もなく不可もなく。

特筆すべきは花である。口に入れた瞬間、はっとした。ほんのり甘いのだ!

たくさん雑草を食べてきたが、甘いと感じたものは初めてだった。

ヨメナ

入手性: ❤❤❤❤❤
おいしさ: ❤❤💙💙💙

そこら中に生えている、雑草 of 雑草。菊に似た花を咲かせることから、野菊の愛称もある。

見た目も存在感もあまりに雑草で、いまさらながら「本当にこれを食うのか?」と躊躇してしまうくらい雑草である。

気を取り直して、若葉を蒸して食べてみた。

生えている毛がモフモフしていて、口の中がちょっとざわつく。味は苦い。食べられないわけではないけど、別に積極的に食べなくていいかな……。

あらゆる意味で「食べられる雑草」のイメージを外れない草であった。

クズ

入手性: ❤❤❤💙💙
おいしさ: ❤💙💙💙💙

公園のフェンス等に絡まっているツル状植物。葛餅の材料となる葛粉は、このクズの根を精製したものである。

根ばかりではなく若葉と茎も食べられるとのことなので、蒸して食べてみた。

……はっきり言って、まずい!

若い葉と茎には毛が生えているのだが、これがモサモサとしてすごく気持ち悪い。味はほぼない。

これはちょっといただけない。葛餅だけおいしくいただくことにしよう。

オオバコ

入手性: ❤❤❤❤💙
おいしさ: ❤❤❤💙💙

お菓子の「ポッキー」のようなひょろ長い茎を出す草。いつでもどこでも生えている印象があったが、春のこの時期に芽を出して生長することを、今回初めて知った。

生えてきたばかりの若葉をとって、蒸して食べてみた。

毛が生えているので口の中でモシャモシャする。味は、ややすっぱい。苦味やクセはない。

食べられない味ではないが、食感がいまいちなので、やはりいまいち。

ヨメナやクズと同じく、毛が生えていると、それだけで評価が下がる。生長を待って、毛がなくなってから再挑戦すべきかもしれない。


今回で、身近にあって春に食べられる雑草は、だいたい食べ終えた。これからは季節や場所に応じて、食べられる草を探していきたい。

ほかに頭の中にあるプランとしては、次のようなものが挙げられる。お楽しみに。

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